受賞作品
グランプリ
エデンの母たち2023年 930×747
田野 勝晴
社長賞
おはよう2023年 1,000×803
角谷 友里恵
審査員特別賞
G202021年 314×307
西田 純
サンゲツ賞
見つめる2021年 880×955
三宅 葵
日建ハウジングシステム賞
Once in a Lullaby2021年 410×530
福濱 美志保
ヒューリック賞
Ask, and you will receive2022年~2023年 803×1,000
香久山 雨
もう42022年 727×910
佐藤 帆菜
暖かいお腹2022年 1,050×780
朱 婷鈺
春暁2023年 1,167×727
牧野 優希
ヒューリック特別賞
竹内 奏絵
入選者(50音順)
厚谷 美紅、梅田 綾香、王 詩晨、WANG XIAOHAN、影山 萌子、河本 理絵、kirakirayuko、久保 智史、小嶋 基弘、近藤 拓丸、関帆 乃加、津田 翔一、松野 有莉、望月 ももか、森田 さやか
指名コンぺ部門入選者(50音順)
竹内 奏絵(ヒューリック特別賞)、林 麻依子、峯野 布祐子
審査員のコメント
小林 孝亘武蔵野美術大学 教授
今回の公募には、前回を大きく上回り全国から482点の応募があった。若いアーティストを、社会に実際的に結びつけることで支援する「アートホームギャラリー」の活動が浸透してきた結果だと思う。応募作品は質の高いものが多く、その中から27点を選ぶのには苦渋の選択をしなければならなかった。 設置場所の環境を考えると、住む人の心に寄り添う温かみを備えていて、ひとりひとりがじっくりと対話できるような作品が必要だと感じた。入選作品は技術的に優れていることはもちろん、作品から作者それぞれの人間味が感じられた。受賞した9点はそれがより強く感じられたように思う。ここで暮らす人々の過ごす時間が、作品たちと共にあることで豊かになればと願っている。
古谷 博子多摩美術大学 教授
今回、作品審査に携わって印象的だったことは、表現方法や素材に偏りがなく出品されていていることです。そして、全体を通して時代を敏感に捉えている作品が多かったように思います。一次審査は、画像データだったため、サイズ感や素材のテクスチャー等の差異が伝わりにくいこともありましたが、作品の構造的な部分やイメージの捉え方を、よりストレートに見えたことが利点になったと考えます。また、何度も作品を見直せることで、丁寧に作品と向き合えたとも感じています。 エントランスや食堂等、日常の空間に設置された入選作品は、人々との関わりの中でゆっくりと時間を紡いでいくことでしょう。アートを目指す若い作家達を後押しする、このコンクールの発展を大いに期待しております。
協賛企業様のコメント
株式会社サンゲツ市場開拓部長 安藤 昌輝様
今回の三宅さんの作品は72版87色のシルクスクリーンの技法で表現されているのに対し、サンゲツの壁紙は版数制限の関係で大体5から6版に厳選したグラビア印刷の技法で、いかに多色にみせるかということに取り組んでいます。87色使う商品はサンゲツの取扱い商品にはありません。今回も魅力的な作品が多数あったため、サンゲツ賞選出にあたり、在籍しているデザイナーとコーディネーターにて社内投票を行いました。作品のコメントも参考にしながら選定する中で、多色使いをしているにもかかわらず、同系色、補色を上手く使い分け、かつ全体のバランスが絶妙な作品として仕上がっており、サンゲツ賞は三宅さんの作品に満場一致で決まりました。三宅さんの今後の益々のご活躍をお祈りしております。
株式会社日建ハウジングシステム代表取締役社長 宇佐見 博之様
建築はアーティスティックなところとエンジニア的な側面を持っています。私どもは常々 空間を意識していますが、福濱さんの作品の画像のみを見た時に違和感がありました。それは、伝えたいところにフォーカスをして、あえて周辺をぼかす写真のような手法を取り入れているのですが、手前にぼかしたゆりかごを大きく描くことは勇気がいることではないかと思います。そして、それは絶妙なバランスで描かれていて、実際作品をみると、まさに夢に出てくるようなリアリティーと、空間のスケール感のアンバランスなミスマッチに惹かれました。福濱様と皆さまのご活躍をお祈り申し上げます。
ヒューリック株式会社副社長 屋嘉比 康樹様
「Ask, and you will receive」 和紙・墨という和の材料を用いて、西洋を思わせる構図に仕上げていることに興味を持ちました。頬の丸みや肌のやわらかさ、陰影の表現が繊細で、コンセプトにもある、まさに見守るような暖かさを感じられたことから、この老人ホームに飾られるに相応しい作品と思い選定致しました。おめでとうございます。 「もう4」 分かりやすい色づかい・構図で、シンプルにつくられているように感じますが、朝の4時頃にうっすら空が明るくなってきて、寝ぼけ眼ながらも今日が始まる感覚が絵から見て取れて、共感力が強い作品だと思い選定致しました。おめでとうございます。 「暖かいお腹」 クリスマスをコンセプトにされているということですが、赤や緑などの直接的ではなく、やわらかく明るい色づかいと可愛らしいモチーフでやんわりと表現されているところに興味を持ちました。またリラックス感を表されていることから、この老人ホームに飾られるにふさわしい作品と思い選定致しました。おめでとうございます。 「春暁」 孟浩然の詩である「春暁」を連想致しました。春の明け方に鳥のさえずりで目が覚め、昨晩のひどい雨音やそれによって花が散ってしまったのではないか、などと思いを馳せている詩になります。夜明けの霞と花のモチーフを前面に出して詩を連想させるような構成に奥深さを感じ、選定致しました。 「修道院のドア」 選考は審査員の皆様にて行われたとのことですが、本作品は弊社内でも非常に人気がありました。ダイニングの壁に飾ってありますが、良く映えていて、まるでその先にドアが見える小窓のような、なんとなく懐かしさを感じる素晴らしい作品だと思います。おめでとうございます。
授賞式の様子
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