第22回 アートギャラリーホーム

主催
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
協賛
株式会社サンゲツ、 株式会社日建ハウジングシステム、ヒューリック株式会社

受賞作品

エデンの母たち

グランプリ

エデンの母たち2023年 930×747

田野 勝晴

田野 勝晴

PROFILE
2023年 武蔵野美術大学 修士課程美術学科油絵コース 修了

COMMENT
絵を描き続ける中で変わらないものと変わり続けていくものがあるかと思いますが、その過程の中で出会った人々やそれをきっかけに生まれたつながり、そのなかで紡がれていく記憶というものが私にとって何よりも大切なものであるということはこれからも変わりません。困難や悲しみに直面した時どのようにそれらを受け止め生きていくか、そのようなことを考えるとき傍らにはいつも芸術があり、何かを見失いそうな状況の中でそれでも絵を描くことで何か大切なことを絵がいつも教えてくれたような気がしています。今回この場をきっかけに新たに出会うことが出来た方々、作品に感謝します。
おはよう

社長賞

おはよう2023年 1,000×803

角谷 友里恵

角谷 友里恵

PROFILE
2021年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程油画・版画領域修了

【受賞歴】
2019年
「第3回アートオリンピア2019」佳作
「神山財団芸術支援プログラム」奨学生
2022年
「第4回アートオリンピア2022」入選

【個展】
2019年
「Square」spaziorita
2020年
「レスポワール角谷友里恵個展銀座スルガ台画廊

【展覧会】
2018年
「テーマはギザイ」ギャルリー・パリ
2019年
「第3回アートオリンピア2019展」東京都美術館
「第14回CBC翔け!二十歳の記憶展」CBCスタジオギャラリー
2020年
「ART POINT Selection Ⅳ」GALLERY ART POINT
2021年
「L’ESPOIR 2020 レスポワール展作家作品展」銀座スルガ台画廊
「神山財団芸術支援プログラム第7回卒業成果展」AXIS GALLERY
2022年
「第4回アートオリンピア2022展」起雲閣
「beyond2022―gallery selection―」銀座スルガ台画廊
2023年
「L’ESPOIR Selection2023」銀座スルガ台画廊

COMMENT
この度は選出いただき、ありがとうございます。
素敵な空間に作品を添えることができ、大変光栄です。これからも、見る楽しさや生きる喜びが伝えられるような作品を制作して参ります。
G20

審査員特別賞

G202021年 314×307

西田 純

西田 純

PROFILE
2018年 武蔵野美術大学大学院 美術専攻油絵コース 修了

【受賞歴】
2016年
武蔵野美術大学卒業制作 研究室賞
2017年
第37回三菱アートゲートプログラム 入選
2018年
武蔵野美術大学修了制作 研究室賞
2019年
第45回三菱アートゲートプログラム 入選
2020年
IAG AWARDS 2020 入選
2021年
ギャラリーへ行こう 入選

【個展】
2019年
「スパーリングルーム」新宿眼科画廊/東京
2022年
「のっぺらぼう」ギャラリーカメリア/東京

【グループ展】
2016年
「武蔵野美術大学卒業修了制作展」武蔵野美術大学鷹の台キャンパス/東京
「五美術大学卒業修了制作展」国立新美術館/東京
「理化学研究所展示プロジェクト」理化学研究所横浜キャンパス/神奈川
2017年
「第37回三菱アートゲートプログラム」 MC FOREST/東京
2018年
「武蔵野美術大学卒業修了制作展」武蔵野美術大学鷹の台キャンパス/東京
「五美術大学卒業修了制作展」 国立新美術館/東京
2019年
「第45回三菱アートゲートプログラム」 MC FOREST/東京
2020年
「IAG AWARDS 2020」東京芸術劇場 5F ギャラリー1/東京
2021年
「IAG ARTISTS SELECTION」東京芸術劇場 5F ギャラリー1/東京
「ギャラリーへ行こう」数寄和ギャラリー/東京

COMMENT
この度は審査員特別賞をいただきありがとうございます。尊敬する審査員の方々に選出していただき光栄です。これからも良い作品を作れるよう精進します。チャーム・ケア・コーポレーション様の丁寧で親切なご支援に感謝致します。
見つめる

サンゲツ賞

見つめる2021年 880×955

三宅 葵

三宅 葵

PROFILE
2023年 多摩美術大学大学院版画専攻修了

【受賞歴】
2019年
「多摩美術大学芸術祭展示」ファインアート大賞受賞
2021年
「第10回 FEI PRINT AWARD」大賞
「第8回 山本鼎版画大賞展」 優秀賞
2022年
「第21回 版画絵はがきコンテスト」 優秀賞
「第8回 NBCメッシュテック シルクスクリーン国際版画ビエンナーレ」 入選
「第40回 上野の森美術館大賞展」入選 
「市民公募 夢美エンナーレ入選作品展」 入選
「第20回南島原市セミナリヨ現代版画展」第3部門(一般の部) 南島原市文化協会賞 
「第65回CWAJ現代版画展」入選
「アートオリンピア2022」佳作
「第13回 大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ 入賞・入選展」 入選

COMMENT
日常風景をテーマに作品を制作している私にとって展示空間だけでなく、生活の場に作品を展示してもらい、目にして頂けることは作品と日常が融合し、生活の中でより豊かさを感じて頂けるのではないかと思っております。この度の作品は2021年の大学院一年生の時に制作した作品になります。当時私が暮らしていた一人暮らしの部屋で夕飯を電子レンジで温めている様子を飼い猫がじっと見つめている風景を作品にしました。当時撮影した写真をもとに色面の形や色を変えながらシルクスクリーンの版画作品に展開しています。72版87色の版と色を使い、メインモチーフだけでなく画面の端から端まで見てもらえるような画面構成を目指した作品です。
Once in a Lullaby

日建ハウジングシステム賞

Once in a Lullaby2021年 410×530

福濱 美志保

福濱 美志保

PROFILE
2017年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業

【受賞歴】
2019年
三菱商事アート・ゲート・プログラム 第 43 回 チャリティー・オークション 入選
2021年
FACE2021 入選
2022年
第7回 星乃珈琲店絵画コンテスト グランプリ(’21 第6回 優秀賞 福田美蘭推薦、’20 第5回 優秀賞)
2023年
月刊美術主催 美術新人賞デビュー 2023 グランプリ

【展覧会】
2017年
「エクササイズ & Grandscape 石原康佑・福濱美志保」 LOKO GALLERY
2018年
「木曽ペインティングス vol.2 けものみち」 木曽路美術館 (’ 21 vol.5)
個展「瞬きのすき間」cafe*lamp
2021年
「 FACE 展選抜作家小品展 2021 」 REIJINSHA GALLERY
個展「Nightfall 」 2 号室
「MITSUKOSHI Art Weeks 」日本橋三越本店
「Kinder Wonder Garden 若林菜穂 & 福濱美志保」 KATSUYA SUSUKI GALLERY
「FACE 展 2021 」SOMPO 美術館
個展「Whistling on the Iceberg 」 cafe*lamp
2022年
「 Ballet meets Art 」 KATSUYA SUSUKI GALLERY
2023年
月刊美術主催「美術新人賞デビュー 2023 入選作品展」泰明画廊

COMMENT
この度は日建ハウジングシステム賞をいただき、大変嬉しく光栄です。何かと目まぐるしい世の中ですが、絵を見つめる静かなひと時、皆様に様々な物語を思い浮かべていただければ幸いです。
Ask, and you will receive

ヒューリック賞

Ask, and you will receive2022年~2023年 803×1,000

香久山 雨

香久山 雨

PROFILE
2017年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業

【個展】
2021年 
香久山雨 個展 (銀座奥野ビル ギャラリー巷房)
2023年 
香久山雨 個展 (銀座奥野ビル ギャラリー巷房)

【グループ展】
2013年
東京芸術大学卒業制作展 (東京都美術館)
2016年
“Group Show~Sommes-nous heureux?” (バンビナートギャラリー)
2018年
美学校 超・日本画ゼミ 修了展 (ギャラリー蔵)
2019年
美学校 超・日本画ゼミ 修了展 (アートコンプレックスセンター)

COMMENT
この度は、ヒューリック賞いただき大変光栄に存じます。一見すると地味な作品にこのような評価をいただけたという事実は、わたくしにとって大きな糧となってくれそうです。この作品が末永く入居者様方の癒しとなることを祈りながら、今後も制作に邁進して参ります。
もう4

ヒューリック賞

もう42022年 727×910

佐藤 帆菜

佐藤 帆菜

PROFILE
2023年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了

【個展】
2021年
個展「小説と公園」JINEN GALLERY
2022年
個展「止まる、れ、ろ」JINEN GALLERY

【グループ展】
2021年
グループ展「みずたまりのなか」SHINBI GALLERY
2022年
グループ展「肌着」moccyuKIKAKU

COMMENT
この度はヒューリック賞をいただきありがとうございます。自分の部屋で起こる個人的な出来事についての作品が展示の機会を得、色々な方に見ていただけるのはなんだか不思議です。これからも楽しく懸命に制作を続けます。
暖かいお腹

ヒューリック賞

暖かいお腹2022年 1,050×780

朱 婷鈺

朱 婷鈺

PROFILE
多摩美術大学絵画専攻卒業

【受賞歴】
2017年
中国浙江大学生写真コンテスト三等賞
2022年
日本版画協会 第89回版画展 入選
15 X 15みんなの展覧会 入選
WHITE CANVES JAPAN 入選

COMMENT
この度はヒューリック賞を頂戴し、とても嬉しく思います。受賞作品「暖かいお腹」は、クリスマスの思い出をテーマに、見た人が冬にお母さんのお腹の中にいる赤ちゃんのような温かさや安心感を感じてくれることを願いながら描かれた作品です。本当にありがとうございました。今後も努力を重ねて参りたいと思っております。
春暁

ヒューリック賞

春暁2023年 1,167×727

牧野 優希

牧野 優希

PROFILE
多摩美術大学油画専攻4年在学

【受賞歴】
2022年
actアート大賞展2022入賞

COMMENT
このたびは賞をいただき励みになりました。時間や歴史が感じられるような風景を描いていますが、今回、介護施設という人生の時間が積み重なる場所でこの作品を展示できる機会に恵まれ嬉しく思っています。この絵を観た人がそれぞれの記憶にある場所を思い浮かべていただけたら幸いです。これからも描き続けて参ります。

ヒューリック特別賞

竹内 奏絵

竹内 奏絵

PROFILE
2011年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業

【受賞歴】
2011年
2010年度武蔵野美術大学油絵学科優秀賞受賞

【展覧会】
2011年
グループ展「HappyDays」/switch point
グループ展「tokyo story vol.1」/現代HEIGHTS GALLERY Den
2012年
グループ展「大学絵画」/アキバタマビ21
2014年
グループ展「Winter Show」/KOKI ARTS
2015年
個展「開かれた部屋」/switch point
2020年
個展「室の舟」/Gallery Camellia
グループ展「石は潜り、木の葉は泳ぐ」/g-FAL 武蔵野美術大学
2022年
個展「榛名湖」/second.2

COMMENT
この度はヒューリック特別賞をいただきまして誠にありがとうございます。作品がこのようなかたちで自分のもとを離れて歩んでいけることをとても嬉しく思います。このことを励みにこれからも描いていきます。ありがとうございました。

入選者(50音順)

厚谷 美紅、梅田 綾香、王 詩晨、WANG XIAOHAN、影山 萌子、河本 理絵、kirakirayuko、久保 智史、小嶋 基弘、近藤 拓丸、関帆 乃加、津田 翔一、松野 有莉、望月 ももか、森田 さやか

指名コンぺ部門入選者(50音順)

竹内 奏絵(ヒューリック特別賞)、林 麻依子、峯野 布祐子

審査員のコメント

小林 孝亘

小林 孝亘武蔵野美術大学 教授

今回の公募には、前回を大きく上回り全国から482点の応募があった。若いアーティストを、社会に実際的に結びつけることで支援する「アートホームギャラリー」の活動が浸透してきた結果だと思う。応募作品は質の高いものが多く、その中から27点を選ぶのには苦渋の選択をしなければならなかった。
設置場所の環境を考えると、住む人の心に寄り添う温かみを備えていて、ひとりひとりがじっくりと対話できるような作品が必要だと感じた。入選作品は技術的に優れていることはもちろん、作品から作者それぞれの人間味が感じられた。受賞した9点はそれがより強く感じられたように思う。ここで暮らす人々の過ごす時間が、作品たちと共にあることで豊かになればと願っている。

古谷 博子

古谷 博子多摩美術大学 教授

今回、作品審査に携わって印象的だったことは、表現方法や素材に偏りがなく出品されていていることです。そして、全体を通して時代を敏感に捉えている作品が多かったように思います。一次審査は、画像データだったため、サイズ感や素材のテクスチャー等の差異が伝わりにくいこともありましたが、作品の構造的な部分やイメージの捉え方を、よりストレートに見えたことが利点になったと考えます。また、何度も作品を見直せることで、丁寧に作品と向き合えたとも感じています。 エントランスや食堂等、日常の空間に設置された入選作品は、人々との関わりの中でゆっくりと時間を紡いでいくことでしょう。アートを目指す若い作家達を後押しする、このコンクールの発展を大いに期待しております。

協賛企業様のコメント

株式会社サンゲツ市場開拓部長 安藤 昌輝様

今回の三宅さんの作品は72版87色のシルクスクリーンの技法で表現されているのに対し、サンゲツの壁紙は版数制限の関係で大体5から6版に厳選したグラビア印刷の技法で、いかに多色にみせるかということに取り組んでいます。87色使う商品はサンゲツの取扱い商品にはありません。今回も魅力的な作品が多数あったため、サンゲツ賞選出にあたり、在籍しているデザイナーとコーディネーターにて社内投票を行いました。作品のコメントも参考にしながら選定する中で、多色使いをしているにもかかわらず、同系色、補色を上手く使い分け、かつ全体のバランスが絶妙な作品として仕上がっており、サンゲツ賞は三宅さんの作品に満場一致で決まりました。三宅さんの今後の益々のご活躍をお祈りしております。

株式会社日建ハウジングシステム代表取締役社長 宇佐見 博之様

建築はアーティスティックなところとエンジニア的な側面を持っています。私どもは常々 空間を意識していますが、福濱さんの作品の画像のみを見た時に違和感がありました。それは、伝えたいところにフォーカスをして、あえて周辺をぼかす写真のような手法を取り入れているのですが、手前にぼかしたゆりかごを大きく描くことは勇気がいることではないかと思います。そして、それは絶妙なバランスで描かれていて、実際作品をみると、まさに夢に出てくるようなリアリティーと、空間のスケール感のアンバランスなミスマッチに惹かれました。福濱様と皆さまのご活躍をお祈り申し上げます。

ヒューリック株式会社副社長  屋嘉比 康樹様

「Ask, and you will receive」
和紙・墨という和の材料を用いて、西洋を思わせる構図に仕上げていることに興味を持ちました。頬の丸みや肌のやわらかさ、陰影の表現が繊細で、コンセプトにもある、まさに見守るような暖かさを感じられたことから、この老人ホームに飾られるに相応しい作品と思い選定致しました。おめでとうございます。

「もう4」
分かりやすい色づかい・構図で、シンプルにつくられているように感じますが、朝の4時頃にうっすら空が明るくなってきて、寝ぼけ眼ながらも今日が始まる感覚が絵から見て取れて、共感力が強い作品だと思い選定致しました。おめでとうございます。

「暖かいお腹」
クリスマスをコンセプトにされているということですが、赤や緑などの直接的ではなく、やわらかく明るい色づかいと可愛らしいモチーフでやんわりと表現されているところに興味を持ちました。またリラックス感を表されていることから、この老人ホームに飾られるにふさわしい作品と思い選定致しました。おめでとうございます。

「春暁」
孟浩然の詩である「春暁」を連想致しました。春の明け方に鳥のさえずりで目が覚め、昨晩のひどい雨音やそれによって花が散ってしまったのではないか、などと思いを馳せている詩になります。夜明けの霞と花のモチーフを前面に出して詩を連想させるような構成に奥深さを感じ、選定致しました。

「修道院のドア」
選考は審査員の皆様にて行われたとのことですが、本作品は弊社内でも非常に人気がありました。ダイニングの壁に飾ってありますが、良く映えていて、まるでその先にドアが見える小窓のような、なんとなく懐かしさを感じる素晴らしい作品だと思います。おめでとうございます。

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