受賞作品
グランプリ
Pass by2022年 1,167×910
安藤 由莉
社長賞
木を見ている時2021年 917×1,167
CAI QIN
審査員特別賞
祇園祭2021年 1,167×900
彩蘭弥
サンゲツ賞
TomatoesⅡ2022年 880×1,150
大城 舞華
日建ハウジングシステム賞
色の音階2021年 950×770
金子 貴富
日建ハウジングシステム賞
交 信 2022年 910×727
深田 桃子
三菱UFJ信託銀行賞
見ることの中に2022年 910×910
奥山 帆夏
三菱UFJ信託銀行賞
昔からの夢2021年 652×910
中村 光美
三菱地所レジデンス賞
deliveryman2022年 610×500
福嶋 さくら
三菱地所レジデンス賞
つなぐ2021年 410×606
佐野 直
松尾工務店賞
対 象2022年 530×652
山内 麻美
LEOC賞
humidity2022年 727×727
河本 理絵
三菱UFJ信託特別賞
フラミー2020年 1,550×1,500×910
富田 菜摘
三菱地所レジデンス特別賞
Portrait of a girl2014年 1,300 × 1,940
馬場 美桜子
チャームプレミアグラン池田山 入選者(50音順)
うえだあやみ、大泉 風歌、王 曉晗、河合 真里、川口 ゆのこ、北上 ちひろ、佐藤 未瑛、田代 ゆかり、寺田 藍、蒜山目賀田、ホリグチシンゴ、村松 航汰、渡部 未乃
チャームプレミアグラン池田山 指名コンペ入選者(50音順)
竹中遥香、村野万奈
チャームプレミアグラン御殿山弐番館 入選者(50音順)
秋山 早紀、いちだみなみ、植田 陽貴、遠藤 萌、奥村 麻由、桶谷 紫乃、小野坂 葉子、筧 由佳里、けい、近藤 拓丸、齊藤 晶、坂本 希和子、桜井 旭、鈴木 初音、
たかすぎるな。、田中 香里、張 彬文、トミザワカスミ、中野 由紀子、横村 葵、CHU LIANGWEN、mani、topi
チャームプレミアグラン御殿山弐番館 指名コンぺ部門入選者(50音順)
富田 菜摘(三菱UFJ信託銀行特別賞)、馬場 美桜子(三菱地所レジデンス特別賞)、大西 由莉
審査員のコメント
協賛企業様のコメント
株式会社サンゲツ市場開拓部長 安藤 昌輝様
アート作品を選ぶ機会が初めてて、社内で色んな話し合いを重ねて決めた。インテリア商品に転用でき、「Joy of design」というブランド理念に合う、楽しい気分になる作品を選んだ。
株式会社日建ハウジングシステム代表取締役社長 宇佐見 博之様
設計監理という視点から、空間デザインにこだわって選出した。
「色の音符」は、クレヨンというシンプルな素材を音符に見立てている。
音の余韻だけでなく、空間の余韻を感じるものになっていることに惹かれ、選んだ。
「交信」は、審査会場で見たときから引き込まれた作品。コロナ禍でリアルなコミュニケーションが欠落しており、そこが非常に見直されつつあるなかで、ダイレクトにコミュニケーションの大切さを訴えていることに惹かれた。
力作だと思う。
株式会社松尾工務店取締役 建築部長 中村 文行様
建築会社という企業柄、細部まで細かく具現化することにごだわっている。この作品の写実性に感動した。
三菱地所レジデンス株式会社執行役員 投資アセット開発事業部長 髙木 剛様
開発デベロッパーとして建物の建築主として事業に関わらせていただいている。
「つなぐ」は、選考資料を見た後に実物を見たが、点描画であることにまず驚いた。空の白と仕掛けに驚いた。メリハリの利いた素晴らしい作品だと思う。
「deliveryman」は、絵のインパクトに惹かれたが、タイトルの由来がどこにあるか不思議に思っていた。Deliverymanが蝶々だったこと、さらにそれが刺繍だったことに驚かされた。これからの活躍に期待したい。
「Portrait of a girl」は、一言で美しい作品。
色のコントラスト、表現のディテールに惹かれた。花がないのに華がある。タイトルの由来を調べて、解釈を巡らせていた。
三菱UFJ信託銀行株式会社フロンティア戦略企画部長 石崎 雅文様
高齢の方に金融の力でサポートしたいという思いをもっている。施設のオーナーとして、入居者様の気持ちに寄り添う作品を選んだ。
「見ることの中に」は、構図と鮮やかな色彩が印象的。ご入居者様が見るたびに、好奇心と創造力を搔き立てられるのではないかと思う。
毎日を刺激的に暮らせるように選んだ。
「昔からの夢」は、真ん中にある光が印象的。
ご入居者様がほっとできる時間を過ごせる作品ではないかと思い選んだ。
「昔からの夢」というタイトルだが、明るい未来に向かい思いをはせるような印象があり、ご入居者様にとってぐっとくるものではないかと思った。
「フラミー」は、一度使ったものを生かしてかたちにした作品。かたちを変えながら、美しく生まれ変わっていることに感銘を受けた。
授賞式の様子
作品展
小泉 俊己多摩美術大学 教授
今回も素晴らしい作品が集まり、大変充実した結果になったことを実感している。また、沢山の協賛企業が参加してくださり、それぞれの企業賞を多くの作家が受賞できたことも素晴らしいことであった。表彰式での各企業様からのコメントでは、本当に作品を熱心に選ばれたこと、そして作品に寄り添った受賞理由も伝わり、アーティストにとっては大きな力添えになったと思う。またメセナ協議会もこの事業に関心を寄せ、評価してくださっているコメントも、審査員として関わった自分にとっても嬉しいことであった。「審査員特別賞」は、見える世界だけでなく、人々の息づかいや営みとその力強さ、また積み重ねられた文化や風土を、複雑な画面構成と丁寧な描写によって再構築し、作家の世界観を存分に表している。観ているものを飽きさせず、画面の世界に参加している感覚さえ起こさせる作品である。「グランプリ」は、絵画にしかできない空間と時間の表現、この両者の関係を巧みに構造化し、一つの画面で表現された素晴らしい作品。画面からは技術の巧みさだけではなく、瑞々しさというか、新鮮さが感じられ、絵画の言語をしっかりともった作家だと思った。さらなる絵画の可能性とチャレンジに期待する。
町田 久美武蔵野美術大学 教授
前回に引き続き次世代の息吹を感じさせる魅力的な作品が多数寄せられ、今回も非常に充実した審査になりました。綺羅星のような個性群は、展示の場として日々其処へ住まう方々や訪問される人々が紡ぎ出す新たな物語の一部となり、その各々が長く豊かに紡がれて行くことでしょう。多様な企業や世代を繋げる、現代におけるメセナの一つの理想形としての本公募への応募が、若手作家達にとって幸福な活動機会の端緒となる事を願ってやみません。