東リ賞
ある石 – 桂川/a stone- Katsura river #32025年 938×738
池田 聡子
- PROFILE
- 2022年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻版画 修士課程 修了
【受賞歴】
2020年 京都市立芸術大学 作品展 市長賞
2021年 第46回全国大学版画展 優秀賞
2022年 京都市立芸術大学 作品展 奨励賞
2022年 神山財団芸術支援プログラム 第8回卒業成果展 奨励賞
【展示歴】
2021年 「第46回全国大学版画展」上田市立美術館/長野
2022年 2人展 「in the wave」 同時代ギャラリー コラージュプリュス/京都
2023年 企画展 「Infinitely expanding printmaking expression-無限に広がる版画表現-」芝田町画廊/大阪
2023年 個展 「並列する流れ/parallel flow」KUNST ARZT/京都
2024年 企画展 「PrintmakingⅡ 刷りとその解体」ギャラリーマロニエ ギャラリー4/京都
2025年 個展 「水を引く/draw water」KUNST ARZT/京都
2025年 企画展「シン・ハンガノミリョク展」芝田町画廊/大阪
2025年 「三菱UFJ銀行 X ART project(クロス・アート・プロジェクト) 」三菱UFJ銀行 京都支店/京都
- COMMENT
- この度は素晴らしい賞を賜り、誠にありがとうございます。
本作はタイトルにもあるとおり桂川で拾った石をモチーフにしており、少しでも身近なものに感じていただければ嬉しく思います。
ご覧になった方々の生活の中の安らぎになれることを祈っております。
ありがとうございました。
野口 玲一日本大学芸術学部 客員教授
出品者たちのコメントを聞いていて、このような与えられたコンペの条件の中で、それぞれ自分に何ができるのかを真摯に考えていることを知り、感心しました。独自の表現を確立することと、特定の目的のために制作することを両立させるのは、必ずしも容易にできるとは思えないからです。けれどもそれを実現して、しかも成果をあげている。このようなことを真剣に考える機会は美術学校ではおそらく無かったのではないか。そのような機会を提供している主催者にも敬意を表したいと思います。
吉岡 俊直京都市立芸術大学美術学部 教授
作品と対峙し、審査を行う際に常に思い描いたことがあった。それは、そこで時を過ごす人々の眼差しだ。我々の審査は数時間であるが、その作品と日々出会うことで、新たな発見、時間や季節で表情を変える肌理。感情と考察。そんな、懐の深さのある作品を自ずと選んでいた様な気がする。作品を制作した彼らもまた、変化の途上といえよう。自作と対峙し、自信と不安の行き来をしているかもしれない。この様な機会が得られることで、少しずつ作家としての歩みが進むのだと思う。
渡辺 信明 京都市立芸術大学美術学部 教授
突然の、大きな進化ともいうべき作品の展開。若い学生や卒業生に接していると、そうした現場に居合わせることがあります。それはとても刺激的で私にとっても想像を超えた驚きそのものです。それがまだ何者なのかとらえきれないけど「見えない何か」がすくっと立ち上がる瞬間とでも言いましょうか。今回の審査会場でも、3人の審査メンバーで応募作品を共有しながら、その合間に立ち上がった見えない何かに導かれた、そんな貴重な時間となりました。