第24回 アートギャラリーホーム

主催
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
協賛
岡部憲明アーキテクチャーネットワーク、三菱地所レジデンス株式会社、株式会社メック・デザイン・インターナショナル、若築建設株式会社

受賞作品

ナトリウム灯が全て隠す

グランプリ

ナトリウム灯が全て隠す2024年 910×727

濱田 楓

濱田 楓

PROFILE
2023年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2025年 多摩美術大学美術研究科博士前期課程 修了

【賞歴】
2023年 多摩美術大学 美術学部卒業制作展・大学院修了制作展 優秀作品受賞
2024年 第23回アートギャラリーホーム展 入選

【個展】
2023年 「に、なる」 フリュウ・ギャラリー
COMMENT
グランプリを頂き、大変光栄です。
この作品は一目見てわかりやすい絵ではないかと思いますが、その分見る度に違う楽しみ方ができる絵ではないかと思っています。
ご入居者様方に長く楽しんで頂けたら幸いです。
太陽を食べ合う

会長賞

太陽を食べ合う2025年 910×1,167

高橋 周平

高橋 周平

PROFILE
2014 年以降、日本を自転車旅で周り、世界各地をバックパッカー旅で巡る。

【展覧会歴】
2022年 「南依岐 高橋周平 二人展」(ギャラリー和田)

2023年 「anonymous collection特別展示」(anonymous bldgs.)

2024年 「nine colors XVIII」(西武渋谷店)
【受賞歴】
2023年 WATOWA ART AWARD 2023 寺内俊博賞

2024年 萱アートコンペ2024 大賞
    プレジオアートコンテスト 審査員特別賞
     第30回 「2024公募:ふるさとの風景展 in 喜多方」大賞

2025年 「公募-日本の絵画2024-」永井龍之介賞
     第60回昭和会展 入選
COMMENT
この度は会長賞を受賞でき、とても嬉しいです。
私は動物性原料や筆を用いず、旅先で出会った風景、生命、人々の営みを表現しています。
受賞作品「太陽を食べ合う」は、ブータンの稲刈りの風景を描いたもので、生命の源である太陽の恵みを分かち合う姿を描きました。
この作品が、折に触れ、目に触れて、心に残り、生命の尊さを考える種、日々を生きる心の糧となれたら幸いです。
展示の機会をいただき、誠にありがとうございます。
拓く

審査員特別賞

拓く2024年 500×650

松井朋未

松井朋未

PROFILE
愛知県立芸術大学 在学

2024年 大日本画展にて初グループ展
COMMENT
このような賞をいただくことができて大変嬉しく思っています。この経験をこれからの制作活動の励みにして、絵画表現の探究を続けていきたいです。
夜の光

岡部憲明アーキテクチャーネットワーク賞

夜の光2024年 455×530

藤田 遼子

藤田 遼子

PROFILE
2014年 武蔵野美術大学造形学科油絵専攻 卒業
2016年 武蔵野美術大学大学院油絵コース 修了

【受賞歴】
2015年 美術新人賞デビュー2015入選 、第11回世界絵画大賞展優秀賞
2016年 第34回上野の森美術大賞展入選 2018年 FACE展2018入選
2019年 第43回三菱商事アートゲートプログラム入選

【個展】
2017年 個展(gallery b.TOKYO)
2020年 「八艘の舟」(創英ギャラリー)
2021年 「流れる秋」(あらかわ画廊)
2022年 個展「ねむり」(あらかわ画廊)
    「昆虫たちのエチュード」(あらかわ画廊)
    「華図展」(あらかわ画廊)
2023年「森の声」(ギャラリーnoir/NOKTA)
2024 年「和音の森」(あらかわ画廊)
COMMENT
この度は素晴らしい賞をいただけたことに心より感謝申し上げます。
多くの方が日常を送る場所に作品を置いていただけるという貴重な機会を与えていただけたことに嬉しい気持ちでいっぱいです。
この喜びを励みに、これからも自分の表現に向き合い続けていきたいです。
日が暮れるのを待つ

三菱地所レジデンス賞

日が暮れるのを待つ2024年 910×910

劉 毅

劉 毅

PROFILE
武蔵野美術大学日本画学科3年 在学

【受賞歴】
2025年 第51回 東京春季創画展 入選

【展覧会】
2023年 つなぐ展 /ギヤラリー国立
COMMENT
このたびは三菱地所レジデンス賞をいただき、大変光栄に思います。心より感謝申し上げます。
私たちは社会の中でさまざまな役割を担っています。学校では学生、会社では社員、家庭では親や子として、それぞれの立場で責任を果たしています。しかし、どこにいても私たちは様々なルールや枠に縛られており、まるで温室の中の花のように制約の中で生きていると感じることもあります。私は、こうした生活の制約が心の枷にならないように願っています。
私の作品が、皆さまに少しでも力を与え、日々の生活の中でひとときの安らぎとなることを願っております。今回の受賞を励みに、今後も一層精進し、より良い作品を生み出していきたいと思います。
悪戯

メック・デザイン・インターナショナル賞

悪戯2023年 910×1,167

周 麗娜

周 麗娜

PROFILE
今武藏野美术大学造形学部 日本画 4年 在学

【受賞歴】
2023年 第47回国際美術大賞展 新人賞
     第58回神奈川県美術展 入選
2024年 第59回 日動画廊 昭和会展 入選
     第50回東京春季創画展 入選
     第20回 世界美術大赏展 入選
     第26回 雪梁舎フィレンツェ賞展 入選
     第59回神奈川県美術展 入選
     第51回 日本画創画展 入選
COMMENT
この度は素晴らしい賞をいただき、心より感謝申し上げます。作品を通して想いが誰かに届いたことがとても嬉しく、今後の創作の励みになります。絵を描くことは、私にとって日々の感情や景色を丁寧に見つめ直す大切な時間です。これからも楽しみながら、心に残る作品を描き続けていきたいと思います。
息もつまるほどの幸せ

若築建設賞

息もつまるほどの幸せ2024年 455×530

菅澤 薫

菅澤 薫

PROFILE
2019年  筑波大学大学院 人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻 卒業

【入選・受賞歴】
2015年 第2回CAF賞展 入選(3331 Arts Chiyoda/秋葉原) 2
    第2回TERRADA ARTAWARD入選(T-art gallery/天王洲アイル)
2016年 明日をひらく絵画 第34回上野の森美術館大賞展優秀賞(彫刻の森美術館賞)(上野の森美術館/上野)
2017年 FACE展 2017 損保ジャパン日本興亜美術賞展 入選(’18)(東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館/新宿)
2021年 第23回雪梁舎 フィレンツェ賞展 佳作(雪梁舎美術館/新潟、東京都美術館/上野)

【スカラシップ】
2015年  公益財団法人佐藤国際文化育英財団 平成27年度 第25期奨学生
    第30回ホルべイン・スカラシップ 奨学生

【レジデンス】
2022年 2022年度浜松市鴨江アートセンター 制作場所提供事業 アーティスト イン レジデンス採択

【個展】
2018年 菅澤薫個展『想いの欠片』(アートもりもと/銀座)
2019年 菅澤薫個展『歪な巣』(コート・ギャラリー国立/国立)
2021年 菅澤薫個展『密やかな巣』(アートもりもと/銀座)
2023年 菅澤薫個展『みちたりて、ひかり』(鴨江アートセンター・木下惠介記念館/浜松)
2024年 菅澤薫個展『つむぎて、ひかり』(SASAI FINE ARTS/銀座)
その他、グループ展多数
COMMENT
この度は身に余る賞をいただき大変光栄に思います。
私はこれまで、人物画を通じて人間が抱える複雑な感情を表現してきました。近年は特に「幸せ」をテーマに制作に取り組んでおり、本作品では、その延長として、あえて人物を描かずに「幸せ」を表現することに挑戦しました。花畑に囲まれたときの、息をのむほどの幸福感を作品に込めています。
本作が、老人ホームで過ごされる皆様にとって、生きる希望や心の癒しにつながれば、これほど嬉しいことはありません。
カーテン

三菱地所レジデンス特別賞

カーテン2023年 910×1,167

長嶺 高文

長嶺 高文

PROFILE
2020年 東京造形大学 美術研究領域修士課程 修了

【略歴】
2011年 "petit" GEISAI#15
2012年 GEISAI#16, GEISAI#17
2013年 世界絵画大賞展 入選
     FUKUIサムホール 奨励賞
     ワンダーシード
2014年 個展「TOPIA」 新宿眼科画廊
     グループ展「NEW ARTIST2014」 cafeてぃ~えむ
     世界絵画大賞展 入選
2015年 シェル美術賞展 入選
     アジア創造美術賞 奨励賞
     グループ展 五美術大学交流展
2016年 個展「PEEPLE」 S.Y.P art space
     シェル美術賞 入選
     トーキョーワンダーウォール 入選
2017年 グループ展「もういいかい、まあだだよ」 ZOKEI gallery
     シェル美術賞 入選
     個展「RESPONSE」 MIME space
2018年 グループ展「幽域の行進」 造形地下
     ZOKEI賞選抜作品展
2020年 共同アトリエ Studio HAUSU 設立
     個展「FORGETFORREST」 Studio HAUSU
2021年 東京造形大学絵画専攻助手展「EXHIBITION」 ZOKEI gallery
2022年 東京造形大学絵画専攻助手展「P-201」 CS gallery
     第35回ホルベインスカラシップ奨学生
     個展「箱と布と木と油」 KOMAGOME 1-14 cas
2023年 グループ展「空気を入れかえる/空気を入れかえる」 CS gallery+ZOKEI gallery
2024年 二人展「遠鏡と糸尻尾」準備中クリニック
COMMENT
アトリエで描かれたイメージが、ここではない場所に置かれた時に、作者が想定していた事以上のことが起こるのかもしれません。
もしかしたら生活の風景となり、眺められる事も稀になるのかもしれません。それでもきっと、ここではない場所にあるという事は不思議な事で、楽しい事なのだと思います。

入選者(50音順)(50音順)

石渡由菜、江原梨沙子、大城舞華 、大杉祥子、大髙杏、大竹奨次郎、大塚里菜 、岡村海王 、果無、金佳辰、貞益未菜、佐藤菜子、塩路直哉、進藤有輝 、瀨川紗帆、添田朋恵 、鄭由梨、西岡紀子 、八田亜美 、濱渦七海、ヒガシモリナオ 、福濱美志保、藤田遼子 、ホリグチシンゴ、松田唯、松本悠、山内麻美 、憂香、吉井宏平、吉浦眞琴、若林いぶき、HAOGENG PAN、houkoh

指名コンペ部門 三菱地所レジデンス特別賞(50音順)

長嶺高文

審査員のコメント

石田 尚志

石田 尚志多摩美術大学 教授

このコンペティションの審査に参加出来て幸いだった。
授賞式が行われた新しい老人ホームで実際に選出された絵が展示されているのをみて、そう思ったのだ。
ここで働くスタッフや建物とともに、これら絵がご入居者様を迎えいれるのだ。なんと豊かなことだろう。
このコンペディションには、絵と空間と人との幸せな出会いがある。
審査にあたっては、老人ホームに置かれるということを強く意識することは無かった。しかし選出された作品を改めて見た時に、作家が必死に描いた絵の力は、その若々しいエネルギーがストレートにこの空間に響いていると感じた。
上手い下手ではなく、絵を描く喜びや驚きが力である。
驚きは自分を超えてしまう何かだ。自分自身のためであると同時に、その力がここで生活される方々の力にもなるのだ。

豊嶋 康子

豊嶋 康子東京造形大学 教授

実は私は、いわゆる「絵画」に対して少し斜めに構えている。特に抽象絵画は、ある程度以上の水準に達していないと、どれも似通って見えてしまう傾向があるからだ。「この時代に生まれ育ち、なぜこの絵を描いたのだろうか」「なぜこの表現方法を選んだのだろうか」といったよくある問いに対して、いくつかの要素間の関係性を繋げて考察することはできる。今回の応募作品を検討する際もその点を確認した。

しかし同時に、別の角度からこれらの作品を見ることもできた。これから入居する人々が目にするであろう空間に展示された状態を想像して改めて見ると、その作品はまるで生き物のような存在感を放ち、まったく異なる脈絡を帯びることに気づかされた。

表彰式で実際に複数名の作者と話すうちに、彼らが先行作家と同じ問題をただ踏襲しているのではなく、個々の日常と表現への欲求が自然に結びついていることも感じ取れた。展示された作品は、作者の日常生活の中では満たされない欲求が、観る側の日常にふと共鳴する接点となるはずだ。表現する側の切実な思いが、逆説的に観る側の世界の幅を押し広げる力を持つように感じた。

協賛企業様のコメント

岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表取締役 岡部憲明様

作品名:夜の光
ここで過ごされる皆さんが心の安らぎを感じられるようなアート作品が展示されており、この空間にも非常に調和しています。

三菱地所レジデンス株式会社執行役員 投資アセット企画開発部長 渡辺 昌之様

作品名:日が暮れるのを待つ
この作品は現実と夢の境界が曖昧で、初めてこの作品を見た時から非常に印象深いものです。受賞おめでとうございます。

株式会社メック・デザイン・インターナショナル取締役 取締役常務執行役員 田中 正祥様

作品名:悪戯
全体的な色使いがこの空間に非常に合っているだけでなく、作品のテーマである草食動物と肉食動物の調和と共存も見事に表現されています。鳥獣戯画をモチーフにしており、眺めていると自然と楽しく明るい気持ちになります。

若築建設株式会社副支店⾧ 日下部建人様

作品名:息もつまるほどの幸せ
私が一番気に入ったのは、黄色を基調にした色鮮やかな絵です。この絵が建物に飾られると、空間がパッと明るくなります。入居される方々が広い我が家からこのホームに入ってくる際、息が詰まるように感じることもあるかもしれませんが、『息も詰まるほどの幸せ』というタイトルが、その気持ちにぴったり合っていて、入居後も幸せな気持ちで過ごしていただけるのではないかと感じました。

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