受賞作品
グランプリ
掛け軸2024年 530×333
矢野 紗季
社長賞
野営32024年 530×652
影山 萌子
審査員特別賞
trap#212024年 650×400×15
hellowakana
コマニー賞
すべての夜をおもいだす2024年 727×910
折笠 鈴
大日本土木賞
御仏2024年 895×790
AKARI
東京メトロ都市開発賞
Paper relief 23092023年 910×910×200
矢作 百花
東京メトロ都市開発賞
afterglow2023年 455×455
馬場 美桜子
東京メトロ都市開発特別賞
トリという名の鳥たち2017-2024年
永井 天陽
ナカ工業賞
goodblue(よだかの星)2024年 606×606
七篠 奈津美
バウ設計賞
地球鋳型:反・慣性の岩2024年 850×850×200
高木 謙造
入選者(50音順)(50音順)
石田 浩美、石渡 由菜、井上 ひかり、江波戸 陽子、大城 舞華、桑村 まみ、鈴木 蒼空、Senn、髙橋 優人、髙橋 侑子、濱田 楓、恣に自分全開己書道場 渡辺いくみ、三村 萌嘉、宮山 香和、森下 明音、李 燦辰、若尾 武幸
指名コンペ部門 東京メトロ都市開発特別賞(50音順)
永井 天陽
審査員のコメント
協賛企業様のコメント
コマニー株式会社執行役員 営業統括本部 市場開発本部 特命本部長 芋塚 務様
作品名:すべての夜をおもいだす
受賞おめでとうございます。最初に作品を見たときに吸い込まれるような魅力を感じ、コマニー賞に選ばせていただきました。今後のご活躍を祈念いたします。
大日本土木株式会社東日本支店 執行役員支店長 小椋 克泰様
作品名:御仏
作品のモチーフにされた月光は、仏教では人々の無用息災と穏やかな生活を導く意味があるそうです。
そういったことを作品のなかで優しくかつ大胆に表現されていることがこの施設のテーマと一致していると感じ、大日本土木賞に選定させていただきました。本当におめでとうございます。
東京メトロ都市開発株式会社常務取締役不動産事業本部長 荒井 欣蔵様
作品名:afterglow
私どもは、この作品から「余韻」という意味を感じ捉えました。施設に入居される皆様が、豊かな人生を送られたその余韻を大切にされながら豊かな生活を送っていただきたいという思いを込め、選定させていただきました。受賞おめでとうございます。
作品名:Paper relief 2309
見方によって作品の印象が少しずつ変わっていくという空間造形の楽しさを感じ、第一印象で東京メトロ都市開発賞に選ばせていただきました。受賞おめでとうございます。
作品名:トリという名の鳥たち
多くの工程を経て制作されておられ、近に寄って見ると、微妙なズレが重なり合うようにして見え深みのある作品だ感じました。こちらで生活される方々が毎日目にしても飽きない作品だと思い、選定させていただきました。受賞おめでとうございます。
ナカ工業株式会社上席執行役員 東日本営業本部長 木下 栄植様
作品名:goodblue(よだかの星)
素晴らしい作品です。作品の深いブルーが入居される皆様の心を彩り豊かにするのではないかと思い、ナカ工業賞に選びました。
バウ設計株式会社代表取締役 田中 康貴様
作品名:地球鋳型:反・慣性の岩
鋳型を使って見事に地球を表現されておられたので、バウ設計賞に選ばせていただきました。本当におめでとうございます。
授賞式の様子
作品展
栗原 一成多摩美術大学 教授
審査をするにあたり何を気にしていたかというと、一言で言えば、作品の持つ行為性だったと思います。描く、つくるという行為が自分のわかる範囲だけで行われるのではなく、わからない所に行けているかどうか。別の言葉で言うと、自分自身を超えた事故みたいなことが制作行為で起きているか。つまり、対象(わかること)を描いているにもかかわらず、何ものも描いていない(わからないこと)。この一般的には結びつかないと思われる相反する両極が事故的に結びついてしまう。そのような制作行為が作品から感じとれるかが審査のポイントになったと思います。
冨井 大裕武蔵野美術大学 教授
審査の評価軸は主に2点。【介護付老人ホームに展示され続ける作品であること】【表現方法に独自性と疑いの目を持っていること】です。美術館やギャラリーではない、この時間と空間に住まう方々と作品が関わる為には、作品に余白、謎が必要だと思います。「どうして」「何故」という感情が作品と向き合うきっかけとなり、その経験が生活の一部となる。作家独自の視線と不安(これを余白、謎といいかえてもよいでしょう)が造形に現れている作品が、この道程に耐えられるのだと思います。2次審査に残った作品は、練度、精度、充実度、全ての面で高いものでしたが、最終的に以上の観点から判断をしました。もう二度と審査はしたくない、と思うほどに充実した内容でした。